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シンポジウム&領域会議

IDP 第2回公開シンポジウムのご報告。


新学術領域研究「天然変性タンパク質の分子認識機構と機能発現」第2回公開シンポジウムは、2012年1月24-25日、千里ライフサイエンスセンター(大阪府豊中市千里中央)で開催されました。

シンポジウムの感想


開催日は関東地方で降雪があり、東京都内の電車が止まったりしました。また大阪もとても寒く、この状況でどれほどの参加者があるのか心配しました。しかし、101名の参加者がありひとまずは安心しました。参加者の半分以上は本領域に直接参画していない方々で、その意味でも良かったと思っています。
 シンポジウムでは、口頭19演題(領域からの発表17、招待講演2)ポスター36演題(すべて領域から)の発表があり、この領域研究が発足して3年間の研究成果が発表されました。


口頭発表やポスター発表の場だけでなく、休み時間にも活発な議論がなされ、有意義であったと思います。

また、懇親会でも、議論が大いに盛り上がりました。


 天然変性蛋白質は風変わりでなく生体内で普通に存在する蛋白質であることが、広く認められつつあります。一方、依然としてその定義は人それぞれであります。そこがこの領域の面白いところではないでしょうか。おそらく天然変性蛋白質は、まだ思ってもみない顔を隠し持っているはずです。それを明らかにする上で、このシンポジウムが皆様のお役に立てたのであれば幸いです。

大阪大学蛋白質研究所 肥後 順一

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〈 シンポジウムの感想 〉

第2回公開シンポジウムに参加して

1月24~25日に大阪で行われた新学術領域研究「天然変性タンパク質の分子認識機構と機能発現」第2回公開シンポジウムに参加しました。会場であった千里ライフサイエンスセンターは主要駅からのアクセスが良いため不便さは感じられませんでした。天然変性タンパク質研究を分子生物学、情報生物学、構造生物学という異なる分野からのアプローチの最先端研究内容の熱のこもった発表にたいへん刺激をうけました。招待公演の胡桃坂先生のCENP-Aヌクレオソームの構造解析、中迫先生のXFEL単粒子構造解析のお話は生物学の新たな進展を感じさせられました。さらに新井先生の人工デザインタンパク質において構造を持つデザインができつつあるというお話は興味深く、またmSin3が結合するといわれているコンセンサス配列を用意するだけでは結合しないという発表は大変印象に残っており天然変性タンパク質の奥深さを実感しました。ポスター発表のセッションでは皆さん盛んに討論されており、この研究分野の熱気を感じました。とても有意義な時間を過ごすことができました。最後に本シンポジウムのオーガナイザーの肥後先生とスタッフの方々による会場運営もすばらしく大変感謝いたします。ありがとうございました。


横浜市立大学 下條 秀朗




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