生命医科学研究科
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3.腸内細菌と免疫組織を観察しよう!(6月1日)

2019.06.01 〜 2019.06.01
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腸内細菌と免疫組織を観察しよう!

腸内細菌がどのようにしてヒトの腸管免疫系と相互作用(クロストーク)するのかについて体験していただくために、以下の3つの実験を用意しました。腸内細菌と宿主細胞の共生によって恒常性が維持されている"腸内環境"について、細菌側、宿主側、あるいはその両方からの視点で腸内環境を捉えることを目的とした実験です。あまり馴染みのない実験手法もありますが,当日は楽しく実験してみて下さい。当研究室のメンバーと一緒に過ごしていただいた時間が,少しでも皆さんのお役にたてれば幸いです。
マウス腸内細菌のグラム染色図:青がグラム陽性菌、ピンクがグラム陰性菌。丸い形の菌を球菌といい、細長いものを桿菌と呼ぶ

食べ物の影響による腸内細菌叢の変化を見てみよう

 皆さんは,食物繊維が「第6の栄養素」であることはご存知ですか?次に、腸内細菌叢に対する食物繊維の影響について調べてみましょう。
 あらかじめ2種類のマウス糞便サンプルが用意してあります。1つは市販のマウス用飼料を与えた場合の糞便サンプルです。もう1つは市販のマウス用飼料に植物から抽出した食物繊維を添加し、与えた場合のものです。食物繊維による腸内細菌叢への影響を観察するために,グラム染色を行います。染色によって青く染まった菌をグラム陽性菌,脱色後の染色でピンクに染まった菌をグラム陰性菌と呼びます。食物繊維によって,どのような腸内細菌叢の変化がみられるでしょうか。
マウスパイエル板の免疫染色図:青が細胞の核を、赤がM細胞マーカーであるUEA-1というレクチンで染色したもの。M細胞はパイエル

腸管粘膜免疫応答に重要な細胞群を観察してみよう

 宿主の粘膜免疫系において,免疫応答のスタートに重要な細胞としてM細胞という抗原取り込み能が発達した細胞がいます。このM細胞による抗原取り込みを介して,パイエル板ではその後の免疫応答が誘導されます。それら腸管粘膜免疫応答に重要なM細胞や、パイエル板に存在し獲得免疫応答に重要なB細胞をそれぞれのマーカー分子を用いて免疫染色することでそれらの局在を観察しましょう。
平成31年度 一歩進んだ生命科学の実験教室
 
 
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